開講している授業科目の御案内

 若松が担当している授業科目の概要です。簡単なシラバスの役目も果たしています。どの講義を受講するか、受講に際してはどんな態度や予備知識が必要なのかをここで知っておいてください。

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[A.「職業指導」の免許関連の科目: 学年配当はいずれも2〜4回生

 (A-1) 職業指導概説T、U(T:春学期、U:秋学期 どちらも偶数年度・月Wに開講/必修/各2単位)

進路選択にまつわるいろいろなトピック、例えば適性や適応、意思決定といったことにまつわる心理学や社会学、教育学の主張や理論を解説し、そこから進路指導のありかたを考えます。TとUは別な科目扱いですが、UはTを履修した人が受講してください。
(A-2) 中等職業指導科教育法T(偶数年度の春学期・木Uに開講/必修/2単位)
面白くて効果的な進路指導の指導案を学び、考えます。演習形式で受講者にも指導案や教材の作成を試みてもらいます。2000年度は、「働くことの意味を学ばせるには」、「職場体験学習を効果的なものにするには」、「勉強はなぜするかを実感させるには」という3つのテーマで指導案の作成や討論を行いました。
(A-3) 中等職業指導科教育法U(奇数年度の秋学期・木Uに開講/必修/2単位)
Tに引き続き、面白くて効果的な進路指導を深めます。このUでは、心理検査と進路相談について重点的に深める予定です。なおこの科目は、「同T」を履修済み、もしくは履修を予定する人が受講してください。なお、同年度開講の「教育臨床概論」を履修していることが望まれます。
 なお、この科目は新免許法に対応した科目なので、2001年度の開講分に関しては、3回生以上の人は仮に自由選択単位としてでも履修できませんので、注意してください。
(A-4) 中等職業指導科教材内容論(偶数年度の秋学期・木Uに開講/必修/2単位)
「中等職業指導科教育法T」に続いて同年度の秋学期に開設される科目で、「面白く、効果的な進路指導」を教材開発の点から考える科目です。2002年度の開講分では、実務教育出版から発売されている「進路ノート」(進路指導のサブノートとして使われるもの)を学習し、これをより良いものに改善する試みを中心に行いたいと考えています。なお、同年度春学期に開設される、「中等職業指導科教育法T」を履修した人が受講してください。
(A-5)進路指導の組織と運営(奇数年度の秋学期・月Wに開講/必修/2単位)
進路指導が実際の学校でどのような形で行なわれているのかを進路指導の6つの仕事内容を追いながら解説します。進路指導の組織づくりと運営には、生徒に対するはたらきかけばかりではなく、教師集団への啓蒙や研修を行ったり、また保護者の協力や理解を得る必要があること、それらをどのように行っていけばよいかが学べます。
(A-6)教育臨床概論(奇数年度の春学期・月Vに開講/必修/2単位)
近年、小中学校で起こっている不登校、いじめ、学級崩壊に加えて、進路意識の未熟さや進路指導の不足に起因する諸問題を概説し、教育に携わる者として、それらをどのような問題として見ておけばよいか、対処を考えるにあたって知っておいた朴が良いことはどんなことかを講義します。学校心理コースの必修科目にもなっています。
[B.学校心理コースの専門科目]

 (B-1)心理学実験法T、U(どちらも春学期、水WおよびXに開講/必修/2回生配当/計2単位)

心理学の基礎の学習として、実験法ならびに調査法を学習します。水曜日の4限および5限を続けて使いますので、どちらかのみの受講はできません。5月までは渡部雅之先生が担当し、6月以降に若松が担当します。若松担当分では、「知能検査法」、「性格検査法」、「質問紙調査法」について学習と実習を行います。学校心理コース以外の人も履修できますが、ある程度の心理学の基礎知識と、毎回のようにレポートを課されるため、かなりの時間と労力を使える人でなければ、単位の取得は難しいと考えてください。
(B-2)心理学研究法TE、UE(TE:春学期、UE:秋学期の金Wに開講/必修/3回生配当/各2単位)
 来るべき卒業論文研究に備えて、研究法の基本を学ぶとともに、自分でも調査または実験の計画を立ててデータを収集し、分析・考察・論文執筆とひととおりの研究の行程を学びます。学校心理コースの3回生は、年度末の3月始めまでに、卒業論文の予備的研究の位置づけとなる「特殊実験論文」を制作して、提出しなければなりませんが、そのためのゼミが行われます。春学期に行われる「TE」では、主として論文の読み方を学び、7月に入る頃から自分の研究計画を立てるために、自身のテーマに関わる先行研究を読み、構想を練ります。秋学期の「UE」では、いよいよ実際に自分の研究を行ってもらいます。この科目は、かなり高度なレベルのゼミ形式となるので、学校心理コース以外の人が履修する場合には、「心理学実験法T」〜「同V」、「測定と評価T」と「同U」を履修した人、または履修中の人という条件を要求します。
(B-3)心理学研究法VE、WE(VE:春学期、WE:秋学期の月Tに開講/必修/4回生配当/各2単位)
この授業は、「同TE」、「同UE」からさらに発展させて、いよいよ卒業論文の制作に向けてのゼミとなります。「同TE」、「同UE」で身につけた研究の方法論についての知識と、「特殊実験論文」の成果をさらに発展させて、より高度な卒業論文研究へと自身の研究を発展させていく、そのお手伝いをするゼミです。この授業に関しては、学校心理コース以外の方は、事実上ご遠慮いただいた方が無難な内容です。
(B-4)測定と評価U(秋学期・水V/選択/2回生以上に配当/2単位)
この講義では、「同T」を受けて、引き続き統計学とそれを用いた心理学における測定の方法論について、発展的な解説を行います。内容としては、推測統計学における「カイ2乗検定」、記述統計学における「相関(係数)」、多変量解析における「因子分析法」「重回帰分析法」を解説し、最後の3回程度の講義では、実際の心理学論文を題材に、統計の使い方や読みとり方を実践的に訓練します。この講義は選択科目ですが、学校心理コースの人は、2回生のうちに必ず履修してください。そうしないと、特殊実験論文や卒業論文の制作に重大な支障をきたします。また、「同T」を履修せずして、この「U」だけを履修することは、認められません。

※他に、心理学コースに配属された1回生を対象として基礎部分を学ばせる「校心理学基礎」「基礎心理学」を何回か担当する年と、
 教職系のコースにいる2回生を対象とした「総合演習」を担当する年が交互にあります。
[C.「職業指導」以外の教員免許の必修科目]

(C-1)生徒指導と進路指導(秋学期・火T/必修/3回生配当/2単位)

タイトルの通り、生徒指導と進路指導についての講義ですが、この講義は滋賀大学の教官が2人と、中学校現場での教職経験のある方おひとりがチームを組んで、開講しています。私は、2時間ないし3時間を使って、進路指導の理論的な部分をお話しします。「職業指導」関係の授業を履修していない教員免許取得予定者には、進路指導の授業機会として貴重な場ですから、是非とも欠席せずに受けてください。授業名としては「A」と「B」とが付いていますが、どちらのクラスにも同じ内容の講義をしに伺います。なお、2回生以下の学生の履修は認められません。
(C-2)情報と職業(秋学期・火V・ただし3年に1回休講年/必修/1〜4回生配当/2単位)
高校の教科「情報科」の必修科目です。情報化社会に伴う、近年の産業や職業、雇用の変化を概説します。それはあらゆる職場・仕事での変化として、事務の効率化や組織のフラット化、機器が使いこなせない人におけるストレスや差別が生じていることなどについてです。また、情報に関わる職業における問題として、在宅ワークや派遣業の多用、あるいは機密の保持の厳守など、新しい傾向や職業特性を概説し、それに伴って新たな職業観や勤労観が必要になることを解説します。
 なおこの科目は、隔年開講になる可能性があるので、必ず3回生までに履修するようにしてください。
[D.大学院の科目 ※開講曜限は昼間開講のものを記しています

(D-1)生徒指導研究法(春学期・月U/選択/M1,M2生配当/2単位)

生徒指導を研究するためのひとつの手法として、質問紙(アンケート用紙)を作成して行うときのノウハウを解説し、実際にテーマを決めて模擬的に調査用紙を作成し、小・中学生に実施し、分析して考察するまでを実習します。演習科目なので、積極的に参加する方の受講を歓迎します。
(D-2)生徒指導特論(秋学期・金T/選択/M1生配当/2単位)
荒れていると言われる現代の生徒指導を行っていく上で、有効なものの見方・考え方を養うための講義です。心理学の考え方をベースとしながら、実践的な話題を多く取り上げ、受講者からの体験や印象なども積極的に話してもらう討論も織り交ぜて、実際的な知見を学ぶことを目的としています。
(D-3)学校教育課題研究(通年・木5/選択/M2生配当/4単位)
 学校教育専修のM2生が修士論文を作成していくために履修するゼミです。主に質問紙調査を用いて、青年期の心的機制を明らかにしていく研究を指導します。
[E.全学共通教養科目

(E-1)
キャリアデザイン論
(春学期・水U/選択/全学年配当/2単位)
教養科目としてこの名称がついていますが、私の講義そのものを指す名称は「大学生に贈る進路選択学」。誰もが悩み、戸惑いがちな進路選択をできるだけ無理なく無駄なく考えられるように、自分を知り、社会を知り、選び方を知り、また考えるための講義です。早い回生のうちに受講することをお奨めします。