初等教育コース 初等英語専攻・中等教育コース 英語専攻

初等教育コース初等英語専攻・中等教育コース英語専攻とは

初等教育コース初等英語専攻・中等教育コース英語専攻では、英語教育について広い視野と高い問題意識を持って、英語という言語や、英語圏の文化・文学に対する専門的な知識と理解を身につけて、初等・中等教育に取り組む教員を養成することを目指しています。初等教育における外国語活動や中等教育における英語教育で、児童や生徒の実態に合った指導プランを考えて実践するための理論と方法を学びます。英語教育学、英語学、英米文学のそれぞれの専門領域があり、それらの各領域を得意分野とする小学校教員、あるいは英語科の中学校教員、高校教員を志望する人のための専修・専攻です。

スタッフ紹介

岩上はる子(教授:英文学)

現代は知りたいことは何でもインターネットですぐに答えが見つかる時代です。でも、人生や人間、愛や孤独についての答えは、キーをたたいても出てはきません。文学は情報ではないのです。文学に触れることで、自分だけの答えを探してみませんか。

私のゼミではイギリス小説を読みます。原書を読むのはなかなか骨が折れますが、2年次の演習で短篇を読んで足ならしをして、3年次ゼミで長篇小説に挑戦します。

写真はこれまでに読んだ作品の一部です。時計回りに、『ハリー・ポッターと賢者の石』Harry Potter and the Philosopher’s Stone (J.K.Rowling),『不思議の国のアリス』Alice’s Adventures in Wonderland (Lewis Carroll), 『ジェイン・エア』Jane Eyre (Charlotte Bronte),『蝿の王』Lord of the Flies (William Golding),『高慢と偏見』Pride and Prejudice (Jane Austen),『ジキル博士とハイド氏』The Strange Case of Dr Jekyll and Mr Hyde (Robert Louis Stevenson)

翻訳ではさらりと読み飛ばしてしまったようなことも、時間をかけて原文で読んでみると気がつくことがいっぱいあります。特急よりも各駅列車の旅の方が、いろんな風景が見えるのと同じですね。旅の楽しさはいろんな人たちと出会うこと。みんなでワイワイ議論しあうのが大学のゼミの醍醐味です。4年次ゼミで自分の好きな作品に取り組み、初めての論文を書き上げたときの喜びは、何にも代えがたいものがあります。

<卒論タイトルの例>


大嶋秀樹(教授:英語教育・心理言語学)

みなさんは、これまでずっと教わる側から物事を見てきました。言語教育コースでの4年間は、そんなみなさんが、教わることと教えることの両面を理解したうえで、教える側へと立場を変え、教壇というステージに立てるように誘う4年間です。

教わるというと、ついつい知識や技術の消費者になってしまいがちですが、ゼミでは、みなさん自身の学びの経験も振り返ってもらいながら、学ぶ側が積極的に学びにかかわれる授業の場の創出ができる、そんな英語教師を目指して、英語教育を様々に料理していきます。

ゼミでは、4年間の集大成として、卒業論文をまとめるという作業を通して、学校の教室での英語教育について具体的に考えていきます。目指すは、創造的能力と実践的能力を兼ね備えた英語教師です。

<卒論タイトルの例>


林直生(准教授:アメリカ文学・文化)

ひとくちに文学と言っても、その内容はさまざま。長編小説、短編、随筆、評論、詩歌、演劇、映画…。皆さんはこれまでどのくらい文学に触れてきたでしょうか。このゼミでは、アメリカ文学作品を主軸に、アメリカ社会と文化の諸相について学んでいます。いろいろな作品を読みながら、物語を味わうことはもちろん、作品の背景についても調べたり、考えたりします。さまざまな時代や地域の特色や人々の生活が、その当時の作品には反映されています。言語とそれを使う人々とはとても強く結びついており、文学は、人々が作り上げてきた歴史や文化と深く関わっています。アメリカ文学作品を通して、多様な人種、民族、文化が混在するアメリカの人々の生活や息づかいを感じてください。

<卒論タイトルの例>


板東美智子(教授:言語学・英語学)

「英語学 I, II 」ゼミを担当しています。このゼミは、生成文法の語彙意味論の枠組みで英語の動詞とその構文を扱っています。ある動詞のグループに共通する抽象的な意味(例えば、活動(action)、使役(cause)、変化(change)、状態(state)、など)がわかればそれらの動詞がとる構文は予測できるという前提のもと、様々な構文交替の現象を分析するためにゼミ生と活発な議論を交わしています。ここでは暗記のための英文法はなく、むしろ同じ動詞が、一見、無関係にみえる別々の構文で表されるデータから、そこに潜む共通した特徴、つまり、文法(規則性)を自分たちで抽出していくという作業です。高校生までの文法観がきっと全く違ったものになってしまうでしょう。

<卒論タイトルの例>

専修・専攻のカリキュラム

1回生では、教員免許のための科目や教養科目、外国語科目、体育科目などを取ります。初等教育コース初等英語専攻・中等教育コース英語専攻への所属が決まるのは、1回生の秋学期です。英語専修・専攻のうち、小学校の先生を目指すのか、中学校(または高等学校)の教員を目指すのかによって、初等教育コース初等英語専攻または中等教育コース英語専攻への分属が決まります。

2回生以降は、初等教育コース初等英語専攻、中等教育コース英語専攻のどちらに所属するかによって、履修方法が異なります。なお、教員免許は、小学校1種免許、中学校1種免許(英語)のどちらも取得することができます。また、英語の高等学校1種免許を取得することも可能です。2回生では、「英語学概論」「音声学」「英米文学概論」「言語文化と異文化理解」などの必修科目を取ります。他に外国人教師の担当する「オーラルイングリッシュ」「コンポジション」「プレゼンテーション」の科目もあります。教員として必要とされる、教科に関する知識を幅広く身につける一方で、各教科の指導法に関する科目として、教科教育法や教科内容学なども履修します。

3回生では、それぞれの先生のゼミに所属して、自分の得意分野をさらに深めることになります。中学校や高校の教員をめざす人はとくに教科の指導力が大切ですから、少人数によって行われるゼミでしっかり学びます。また副免で必要な科目も、この時期に履修します。3回生をどのように過ごすかが、大学生活の充実だけでなく、将来の自分の生き方を決めると言ってもいいでしょう。何を学びたいかを自分で見つけだし、自分を大きく成長させる時期です。

いよいよ4回生。これまでの集大成として卒業論文に取り組みます。それぞれの分野の教員が卒論指導のための授業を開講しています。自分のテーマを設定し、先生の助言を受けながら文献収集、資料読破、分析、論理構成などを行い、生涯で最初の論文を書き上げます。その成果は卒論発表会で、全員の前でプレゼンです。このゴールを目指して、さあ、出発です!

初等教育コース初等英語専攻・中等教育コース英語専攻ってどんなところ?

同学年の学生たちがお互いに仲がよいだけでなく、先輩・後輩の絆もしっかりしていて、家庭的な雰囲気があります。授業は英語専修・専攻の学生だけでなく、副免で英語を選択する学生たちも加わりますので、お互いによい刺激を与え合っています。また学生が主体になって、新歓コンパ、オープンキャンパス、教育実習ごくろうさんコンパなど、学生生活を楽しんでいます。

英語科では60年あまりの歴史をもつ大学祭での英語劇があります。3回生の指導を受けながら2回生が舞台で演じるもので、所属の決まったばかりの1回生や卒論に追われる4回生、ときに卒業した先輩も応援に駆けつけ、英語科が一丸となって作り上げる一大イベントです。卒論発表会も1回生から4回生までが全員参加で、学会さながらに盛り上がります。発表会の夜に開かれる追い出しコンパは、学生時代の締めくくりとして、一生の思い出になるでしょう。

卒業後の進路は、中学校・高等学校の英語の教員になる人、小学校の教員になる人、大学院に進学する人、留学する人もいます。また公務員、一般企業に就職する人もいます。滋賀大では、卒業してからも就職のサポートを受けられます。卒業生が研究室を訪ねてくれるのは、私たち教員にとってはとても嬉しいことです。

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