初等教育コース 環境教育専攻

身近な自然や生活の中で自分と環境のかかわりに“気づき”、“理解し”、“行動を起こせる”児童を育てるには、知識として環境の大切さを学ぶだけでなく、具体的な活動や体験を通して,人や社会,自然とのかかわりに関心をもつことが大切です。環境教育専攻ではこのような活動や体験を企画し教育実践できる教員を養成します。

特に、滋賀県ではびわ湖フローティングスクール「うみのこ」、森林環境学習「やまのこ」や農業体験学習「たんぼのこ」などの校外での体験学習も盛んです。本専攻ではこのような体験学習において、児童の安全を確保しつつも楽しさの中から気づきを産みだす指導力を身に着けてもらいたいと考えています。

また、本専攻では、大学の保有する調査船(清流Ⅲ)や農場(自然環境教育施設)を活用するスタッフを擁し、琵琶湖の調査や栽培活動を実践するとともに、附属学校園などの教育現場や地域の住民のみなさんと協力し、子供たちの体験活動のサポート活動を通じて滋賀大生のスキルアップを図っています。

スタッフ紹介

石川俊之(准教授:湖沼生態学・陸水学)

「環境について考える」と聞いてあなたは何を思い浮かべますか?

「環境について考える」と聞くと、地球温暖化やオゾン層破壊といったいわゆる地球環境のことを思い浮かべる人が多いと思います。しかし、足もとをみるとゴミの問題に気づきます。身近な川の中をよく観察すると、さまざまな生き物が作る世界に気づきます。自然環境や環境問題を根本的に考え、解決策を探ると、解決の糸口は身近にあり「いつでも」「どこでも」「だれでも」始められることに気づきます。環境教育専攻で、石山キャンパス内外の自然や農場、滋賀県では身近な自然である琵琶湖を材料に、「環境について考える」とはどういうことか、一緒に考えてみましょう。 ゼミでは、水環境を中心に環境と生物のかかわりについて野外調査に基づいた研究を行ったり、自然体験活動についての実態調査や教材の提案にチャレンジしてもらいます。これらの研究活動を通じて、教員を目指すみなさん自身に環境について考えてもらいます。

<卒業論文タイトルの例>


森 太郎(准教授:園芸学・植物病理学)

人と環境を考えた栽培活動をめざして。

食料生産の現場では植物の栽培において、安定生産、環境負荷の軽減、安全性、品質の向上などが求められています。また、教育現場ではこれらのことに加えて、植物栽培を通じた環境や食農に関する教育効果も期待されています。ゼミでは、環境や食の安心・安全に配慮した栽培技術の確立、作物の高品質・高付加価値化技術の開発、作物の特性を活かした食農教育プログラムの開発に関して研究を行い、その成果を食料生産や教育の現場に還元することを目指しています。  また、教育現場では生活科、理科、技術科、総合的学習などの場面で植物を栽培する機会が多くありますが、これに十分に対応できる教員は少ないのが現状です。そこで、研究活動以外に、年間を通して様々な野菜や花を栽培することにより実践力を培い、栽培をはじめとした自然体験活動をリードできる人材を輩出したいと考えています。

<卒業論文タイトルの例>

環境教育専攻のカリキュラム

『人間と環境の調和した社会へ向かって子どもたちを導く力を高める』

環境教育専攻では,人間と環境とのかかわりを正しく理解し,子どもたちに環境の大切さを伝える教育について考えます。相互に絡み合う自然環境,社会環境,生活環境の問題を解き明かし,環境問題の解決や未然防止のためにどうしたらよいか,その理論と実証と実践について学習を深めます。カリキュラムは,主に琵琶湖とその集水域をフィールドにした実習を重視しています。

<卒業に必要な単位(132単位以上)>

※本専攻では卒業要件を満たすと小学校教諭一種免許状を取得できます。また、副免許として他校種の免許を取得することも可能です。

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