湖心会会報 第34号 抜粋 |
兒玉典子先生謝恩会
兒玉典子先生が、平成27年3月末日をもって滋賀大学を定年退職されました。先生には学問のみならず、精神面においても大いに啓蒙していただきました。先生に感謝と慰労を申し上げ、今後の更なるご活躍を祈念する「兒玉典子先生謝恩会」を、平成28年2月11日(木:祝)17時から琵琶湖ホテルで開催しました。当日は34名の方にお集まりいただき、思い出話に花を咲かせました。
退職にあたり御礼申し上げます
兒玉典子
このたび、滋賀大学を定年退職することになりました。37年余りの間、同窓会の皆様や先生方には大変お世話になりました。初めて滋賀大学に助手として着任したときには、まだ木造校舎もバンカラの風潮も残っていました。その後、A棟ができてそこへ移転し、個別の実験に適したいくつもの小さな実験室で、学生さん達が心理学実験を行うようになりました。時代が変わり、最近は調査研究が多くなってきたため、実験室としての用途は薄れてきましたが、これも時代の変化の反映だと思います。
私自身は、この恵まれた実験室での成果を学位につなげることができ、本当に感謝しています。また、卒論を通じて学生さん達のフレッシュな考え方を知ることができ、それに影響されて私も成長することができました。思い出は尽きませんが、皆さんには心から御礼申し上げるとともに、これからの心理学教室の発展を祈っております。
蔵永 瞳先生が赴任されました
ご退職なさった兒玉典子先生の後任に、蔵永瞳先生が赴任されました。ご専門は社会心理学です。若い力でこれからの心理学教室を力強く牽引していただきます。
○ 2012年度の卒業論文は以下のものでした。
<卒業論文>
太田夕貴 愛他行動に対する自己犠牲と自己調整能力の影響について
北川千華子 空想の存在に対する幼児の認識と素朴理論ならびに家庭環境との関連
黒木小春 教育学部生における教職適応に対する自己効力に見られる実習前後の変化
―達成経験と内的ワーキングモデルに着目して―
中田明里 教育学部生の教職科目における不適応的学習
―学習動機の個人差と授業要因に着目して―
○ 事務局多忙化のため、当面、本37号をもちまして、湖心の発行を休止させていただきます。ご迷惑をおかけしますが、なにとぞご了解ください。湖心会に関する情報は、適宜HPでお知らせいたします。
○ 事務局へのご連絡には、返事の受け取り方法(郵便/ファックス/eメール)を
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