7月23日(木)、教職大学院授業「学校教育におけるデータサイエンス」および「学校教育におけるデータサイエンス演習」において、ラーニングアナリティクスをテーマとした特別講義を実施しました。
1限の「学校教育におけるデータサイエンス」では、本学の穗積俊輔名誉教授より、ラーニングアナリティクスの考え方や教育現場における活用の可能性について講義いただきました。ラーニングアナリティクスとは、学習者の学習履歴や行動データを収集・分析することで、学習や教育環境の改善を図る取組です。講義では、ラーニングアナリティクスの概要や注目されるようになった背景にはじまり、学習成果だけでなく、学習者がどのような過程を経て学んだのかに着目することの重要性について紹介いただき、参加者にとって学習履歴データを活用した新しい教育の可能性について考える機会となりました。
4限の「学校教育におけるデータサイエンス演習」では、内田洋行教育総合研究所より、志儀孝典氏、堀越泉氏、伊藤志帆氏の3名の講師をお招きし、教育データ利活用の実践事例についてご紹介いただきました。講師からは、学習ログや校務データ、教育行政データなど学校現場で扱われる多様な教育データやその利活用事例について説明いただくとともに、教材アプリや学習分析ツールを活用した実践例をご紹介いただきました。さらに講義後半では、教育データに基づく意思決定をテーマとしたグループワークも実施されました。参加者は教材アプリを実際に体験しながら、学習ログの可視化や分析を通して、教育データを活用した学習支援や授業改善について理解を深めるとともに、データから得られる気づきを教育実践に生かすことの重要性について意見を交わしました。
今回の2つの講義は、ラーニングアナリティクスを共通のテーマとして、教育データに基づく指導・支援の在り方や、これからの学校教育におけるデータ活用の可能性について理解を深める貴重な機会となりました。本教職大学院では、今後も、教育データの利活用に関する理論と実践を学ぶ機会を提供し、学校現場においてデータを活用できる人材の育成を進めてまいります。
【参考:教職大学院教育データサイエンス人材育成プログラム】
https://www.edu.shiga-u.ac.jp/kyoshoku/course/program/



