2024年10月7日
AIやビッグデータ、IoTの発展に伴って社会の在り方が劇的に変わるSociety5.0時代に対応するため、学校教育にも変革が求められています。滋賀大学の第4期中期目標計画においても、学部から教職大学院までの一貫した教育人材養成機能の強化が目標とされています。しかしその一貫性や連続性の確保には多くの課題があり、例えばより多くの研究者教員の教職大学院教育への参画や、現職とストレートマスターの交流の活性化などが求められています。そこで、今年度の研究会では、「学部と教職大学院をつなぐ」とのテーマを設定し、滋賀大学の今後の在り方を考える場を提供しました。
研究会は、令和6年9月24日(火)10時00分から12時00分までアクティブ・ラーニング室において開催し、教職員15名が参加して討議を行いました。スピーカーの辻延浩教授からは、「採用前段階における教員養成をいかに高度化していくか-学部ゼミ生の事例を通して-」、山本はるか准教授からは、「現職も学部卒も、双方の学びが深まるための手立てとは-『授業実践の探究と教育課程』の授業を振り返って-」とのタイトルでそれぞれ話題提供をいただき、その後ラウンドテーブル形式によるグループディスカッションが行われました。様々な立場で教職大学院に関わる教員が熱心に議論を行い、教職大学院の枠組みにとどまらない今後の滋賀大学の在り方を考える良い機会となりました。