DeepL Japan 合同会社から講師を招いて公開授業を実施しました

2025年7月10日

 近年、AI技術の進展により、翻訳ツールをはじめとしたさまざまな言語支援ツールが教育現場でも注目されています。こうした中、滋賀大学教職大学院では、教育におけるAI活用の理解を深めることを目的として、AI翻訳ツール「DeepL」をテーマにした公開授業を実施しました。
 公開授業は202573日(木)1430分から1600分まで、大津キャンパス第6講義室にて大学院授業「学校教育におけるデータサイエンス演習」の一環で開催されました。講師には、DeepL Japan 合同会社より登壇いただき、受講生約20名に加え、学内外からの参加者約20名、合計約40名が対面で参加しました。
 授業の前半では、「AIとは何か」「DeepLの特徴と他翻訳ツールとの違い」「DeepLを支える技術のしくみ(概要)」「ファイル翻訳やDeepL Writeの活用方法」などについて、講師からわかりやすく解説いただきました。技術的な背景から実際の活用例まで幅広く紹介され、参加者にとってAI翻訳の可能性を具体的に理解する貴重な機会となりました。
 後半では、参加者が6つの班に分かれ、「小学校の授業におけるDeepLの活用方法」をテーマにディスカッションを行いました。30分間のグループワークを経て、各班が3分ずつ発表を行い、外国語活動への応用や児童の探究活動支援、多言語環境での活用方法など、多様なアイデアが共有されました。
 参加者からは、「AIを活用した授業の可能性が広がった」「実際に導入する際の課題や工夫点が見えてきた」といった声が寄せられ、今後の教育実践へのヒントとなる、非常に有意義な授業となりました。

 

DeepL Japan 合同会社 石坂氏の授業の様子

グループディスカッションの様子

発表の様子