2025年11月4日
令和7年10月30日(木)、今年度からの新たな取組として、教職大学院秋学期木曜1限の必修科目「学びの基盤となる学級経営の探究」を学部生向けの公開授業として実施しました。
この公開授業は、教育学部生に教職大学院の雰囲気を身近で感じ、理解を深めてもらう機会とするために新たな試みとして企画されたものです。今回、本科目の第5回「学校経営目標と学校教育目標の関係」に関する授業を学部生に広く公開するとともに、FD活動の一環として教職大学院教員も参加しました。
本科目は全8回にわたって行われ、現職教員学生及び学部新卒学生が共に履修します。前半4回では研究者教員により教育心理学や発達心理学といった理論に関する授業を実施した後、後半4回では実務家教員により理論を実践に展開する方法について具体的な事例解説や演習が行われます。今回の授業では、岸田蘭子特任教授から学校経営の重要性、学級担任の心構えといった内容について解説がされた後、現職教員学生と学部新卒学生が混合でグループを組み、学級経営計画の案を実際に考えるワークが行われました。このグループワークでは学部生も教職大学院生に交じって参加し、現職教員学生と学部新卒学生が熱心に議論する様子を間近で体験しました。参加した学部生からは、「現職教員の方と共に学んでいる様子を見せていただき大変新鮮だった」といった声があり、学部生にとって教職大学院での協働的な演習の様子を知る大変貴重な機会となりました。

岸田特任教授による授業の様子

グループワークの様子
