附属学校園いまを生きる基金設立趣意書

附属学校園の教育環境の整備へのご支援のお願い

 平素より滋賀大学教育学部附属学校園の教育活動にご支援ご協力頂きありがとうございます。
 教育学部附属学校は、明治8年(1875 年)の滋賀県小学教員伝習所附属小学校の設置を出発点とし、150年に至ろうとする歴史を有しています。その間に、附属中学校、附属幼稚園、附属特別支援学校が設置され、多くの卒業生を輩出してきました。
 本学校園は、それぞれに、また共同しながら、その教育研究に取組んできました。研究の成果は、研究発表大会や書籍の刊行等により、滋賀県下はもとより全国の教育関係者に広く発信され、高く評価されてきました。また、滋賀県の教員養成の拠点としても、本学教育学部生の様々な教育実習だけでなく、教職大学院の学びの場、県や大津市の現職教員の研修の場としての機能も果たすようになっています。さらに、地域のモデル校としても、本校園の教員が各地へ出向き、講師や指導助言を務める中で、子供たちと共に創りあげてきた授業モデルや教育課程を広め、実践研究の成果の還元に努めています。
 これらの使命の達成には、幼児・児童・生徒の教育環境の充実がかかせません。これまでも、保護者の皆様をはじめ、後援会、同窓会などの皆様からの有形無形の力強いご支援により、学習環境の整備充実を実現して参りました。
 しかしながら、附属学校園を取り巻く財政的状況は年々厳しさを増しており、施設設備等、幼児・児童・生徒の教育環境を整備・充実するためには、国からの大学予算だけでなく、自主的・持続的な資金の確保による財政基盤の強化が必要となっています。
 そこで、このたび、滋賀大学では、「(教育学部)附属学校園教育支援基金」を設立し、附属学校園への支援をより広くお願いすることにいたしました。
 つきましては、本基金設立の趣旨にご理解とご賛同をいただき、特段のご支援を賜りますよう、謹んでお願い申し上げます。

2019 年3 月
国立大学法人滋賀大学 学長 位田隆一
教育学部 学部長 杉江淑子
教育学部附属幼稚園 園長 中村史朗
教育学部附属小学校 校長 磯西和夫
教育学部附属中学校 校長 久保加織
教育学部附属特別支援学校 校長 若林千春

呼びかけ人

滋賀大学教育学部附属学校園同窓会 会長 今宿正夫