これまでの研究

これまでの本校の研究

研究の変遷

第Ⅰ期(1978年度~1981年度)

テーマ:「心身の調和的発達を願って」-その1~その4-
体制:たてわり2グループ研究(言語発達,身体機能発達)
特色:養護学校としての新たな教育課程づくりに着手し,「心身の調和」と題してバランスのとれた教育課程づくりをめざした

第Ⅱ期(1982年度~1983年度)

テーマ:「重度・多様化に対応する小・中・高一貫した教育課程づくりをめざして」
体制:たてわり4グループ研究(ことば,表現,生活単元,からだ)
特色:「義務化」以降,障害の重度・多様化に対応した教育課程づくりに迫られた

第Ⅲ期(1984年度~1985年度)

テーマ:「重度・多様化に対応する小・中・高一貫した教育課程づくり」-放送視点・個人カルテの作成を通して-
体制:たてわり4グループ(ことば,表現,生活単元,からだ)と学部研究
特色:「個」に目を向け,分析的な視点と実践的な視点を統合すべく「個人カルテ」づくりを試行

第Ⅳ期(1986年度~1989年度)

テーマ:「たしかに まろやかに たくましく 生きぬく力を育てる教育をめざして」
体制:学部研究を中心に
特色:教育課程づくりの総まとめとして「全教科・領域」にわたって教育課程のプランを組み立てた

第Ⅴ期(1990年度~1993年度)

テーマ:「自閉に学ぶ授業づくり」-子どもが変わる授業づくり「自閉児」編-
「子どもが変わる指導-自閉児の豊かなコミュニケーションのひろがりを求めて」
体制:たてわりグループ研究を中心に
特色:増加した自閉性発達障害の子どもたちに視点をあてて取り組み,「TEACCHプログラム」などの自閉症指導に学ぶ

第Ⅵ期 第1次(1994年度~1995年度)

テーマ:「一人ひとりの輝きをひきだすために」-子どもをとらえるたしかな目と輝きをひきだす学習場面-
体制:層別および学部研究
特色:授業づくりにおける発達的視点を押さえ直し,層分けを通して子どもの特徴をつかむ「輝き」研究の始まり

第Ⅵ期 第2次(1996年度~1997年度)

テーマ:「一人ひとりの輝きをひきだす教育課程の構想」-小学部「歩け歩け総合学習」中学部「生活単元学習」高等部「作業学習」の歩みと新たな一歩-
体制:層別の視点によるとりくみ研究
特色:開校20周年の節目を迎えることを念頭におき,各学部でこれまで経年的に取り組まれてきた内容について「輝く姿」の観点から問い直す

※平成8・9年度 文部省指定研究「機器利用」を受託し、校内研究を2つの柱で進めた。

第Ⅵ期 第3次(1998年度~2000年度)

テーマ:『「今を生きる」教育の充実と創造』~一人ひとりの輝く姿をひきだす教育課程の構想-各教科における教育的課題を求めて-~
体制:層別研究および教科研究
特色:3学部に共通している教科で「輝く姿」をひきだすために,各層,各教科における教育的課題表の作成

※平成12・13・14年度 文部科学省指定「光ファイバー網による学校ネットワーク活用方法開発事業」を受託し、校内研究を2つの柱で進めた。

第Ⅶ期(2001年度~2002年度)

テーマ:『「今を生きる」教育の充実と創造』~幼稚園,小学校,中学校,養護学校が連携して,発達段階に応じた学びの姿を明らかにし,各校園間の「接続」と「共生」を重視した一体的な教育課程の開発研究~
体制:附属四校園の共同研究
特色:「表現」「思考」「情報・コミュニケーション」「ヒューマンライフ」およびそれらの「総合」の視点で,現行の教育課程を検証し,幼小中と養護学校の12年間の接続を重視した一貫カリキュラムを開発

Ⅷ期 第1次(2003年度~2004年度)

テーマ:「知の21世紀をきり拓く,特別支援教育の在り方を探る」~個別の教育ニーズに基づく学習支援プログラムの開発と地域における特別支援教育のセンター的役割を担う研究の構築~
体制:5つのニーズ研グループ
特色:LD・ADHD・高機能自閉症,自閉性発達障害,情報活用能力育成,発達と障害児教育,社会自立の参加の5つのニーズ研グループを立ち上げた。また、地域における特別支援教育のセンター的役割を担い、成果を還元する附属校としての確立

Ⅷ期 第2次(2005年度~2006年度)

テーマ:「知の21世紀をきり拓く,特別支援教育の在り方を探る」~個別の教育ニーズに基づく学習支援プログラムの開発と地域における特別支援教育のセンター的役割を担う研究の構築~
体制:5つのニーズ研究グループ+1つのプロジェクト研究グループ(地域支援研究)
特色:新たに設立された「学習・発達支援室」の機能(教育相談や校内研修会等の講師として地域に赴くこと)を通して,ニーズ研究の成果を地域に還元していく方法を探りながら地域との関わりを深め,特別支援教育におけるセンター的役割の基盤の構築

Ⅷ期 第3次(2007年度~2008年度)

テーマ:「知の21世紀をきり拓く,特別支援教育の在り方を探る」~個別の教育ニーズに基づく学習支援プログラムの開発と地域における特別支援教育のセンター的役割を担う研究の構築~
体制:5つのニーズ研究グループ+1つのプロジェクト研究グループ
特色:地域における特別支援教育のセンター的役割を発揮し,その役割を担う附属校としての確立とともに,研究グループ間の連携および本校児童生徒への還元

IX期(2009年度)

テーマ:授業実践力の向上をめざして
特色:平成15年度より6年間おこなってきた、「知の21世紀をきり拓く,特別支援教育の在り方を探る」研究を基にして,目の前の子どもの実態に即した授業実践を,各学部または全校で授業実践について検討し,より良い学習展開・支援方法へとつながる授業研究

X期 第1次(2010年度~2011年度)

テーマ:「自閉症スペクトラム児のキャリア発達を支え育む教育的支援の向上に関する研究」~多様な発達児童生徒における実践より~
体制:グループ研究
特色: 2009年告示の学習指導要領でキャリア教育の推進が期待される中、本校でもキャリア発達を支え育む教育を実践した。「発達と障特性・コミュニケーション」「集団」「学びの環境」の3つのグループに分かれ、分析に取り組んだ。キャリア発達を教育的支援していく研究。

X期 第2次(2012年度~2013年度)

テーマ:「自閉症スペクトラム児のキャリア発達を支え育む教育的支援の向上に関する研究」~12年間通して夢や希望を持って生きる児童生徒を育てることを目指して~
体制:学部研究
特色:自閉症スペクトラム児を対象に、一人ひとりの生涯にわたる自己の生き方在り方を大切にし、キャリア教育の視点をもって、夢や希望をもって生きる児童生徒を育てることを目指した研究。

X期 第3次(20014年度~2015年度)

テーマ:「自閉症スペクトラム児の自己肯定感を育むための集団のあり方に関する研究」~異年齢集団での取り組みにおける支援のあり方~ キャリア発達を支え育む視点から
体制:縦割りグループ研究(団活動を中心にして)
特色: 異年齢集団の中で、自己肯定感を高めていく姿を求め、小学部・中学部・高等部を縦割りにした集団活動(みんなの時間)を研究教科としての実践と研究

X期 第4次(2016年度~2017年度)

テーマ:「自閉症スペクトラム児の自己肯定感を育むための教育的支援に関する研究」 ~地域協働の取り組みを通して~
体制:学部研究
特色:地域の中で育ち、自己肯定感を高めていく姿を求め、学部ごとに地域との連携を目指した実践と研究

Ⅺ期 第1次前期(2018年度)

テーマ:<生きぬく力の育成> 「ともに自己発展し続ける子どもをめざして」 ~心が動く授業をとおして~
体制:学部研究
特色:新学習指導要領を受け、仲間や地域の中でよりよい自分を目指し続ける子どもの育成をめざし、子どもの内面が揺さぶられるような授業をとおして、本校が育成すべき資質能力を具体化する。授業研究会の方法としてRound Studyの手法を導入した。

Ⅺ期 第1次後期(2019年度)

テーマ:<生きぬく力の育成> 「ともに向上心を持ち続ける子どもを育む授業実践研究」 ~心が動く授業から深い学びへ

小学部テーマ「子どもが思わずやってみたくなる授業づくり」
中学部テーマ「仲間とともにチャレンジできる授業づくり」
高等部テーマ「対話を通して学び合う授業づくり」

XI期 第1,2次 (2020~2021年度)

テーマ:<対話を通して学び 深める授業づくり> ~「なりたい自分」になるために~

Ⅻ期 第1次 (2022年度)

テーマ:<子ども理解に基づいた授業実践研究> ~“発達的視点”と“教師間の対話”を授業づくりの柱として~