近江の地でキャリア教育を深めましょう

 本年度のキャリア教育学会研究大会は、滋賀大学でお引き受けすることになりました。小さな大学であり、学内に学会員は私1人であるために、近隣の府県で学会員でおられる同年代の先生方と修了生の方々、そして心理学教室の学生さんの力も借りての準備運営となります。至らないところもあるかとは存じますが、何卒よろしくお願いいたします。

 

 多くの方にとって「滋賀県」は「琵琶湖」というイメージがあるかと思います。右の画像にもありますように、確かに滋賀県は琵琶湖という日本最大の湖を擁する、自然に恵まれた地です。「淡い海」が「近江」という地名に転じたことをご存じでしょうか。また、昨年の大河ドラマ「江」にも登場した浅井三姉妹の生まれた地であり、織田信長が安土城を築き、またさらに昔には「大津京」という都が一時期あった場所でもある、史跡の多い土地です。さらには近江牛、鮒寿司、近江米やそれを原料とした地酒など、食べ物も美味しい土地柄です。
 このように書くと、「自然が豊か」=「遠そう」「交通が不便そう」と参加に二の足を踏む方がおられるかもしれませんが、全くそうではありません。多くの方は京都で新幹線を降りていただくことになりますが、そこから在来線で14分で最寄り駅「石山」に到着します。紫式部が源氏物語を執筆した石山寺、江戸時代から交通の要所であった瀬田の唐橋の最寄り駅でもあります。また大学には珍しい、広大な駐車場を擁していますので、近隣の府県の方はクルマでおいでいただいてかまいません。

 

 本大会はそのテーマを、「今、新たに求められる学校と職業の接続」といたしました。キャリア教育は基礎的・汎用的能力を始めとしてさまざまな力や価値観を養うためのものですが、2004 年の報告書から2011 年の答申にかけて変遷もあり、必ずしも学校教育に携わる人たちにその理念や意義が浸透していません。改めて、最も根幹にある「学校と職業の接続」を考える機会として、基調講演とシンポジウムを初日に行います。また例年の通り、口頭発表、ポスター発表、会員企画シンポジウムも募集いたします。秋が深まる近江の地にて、意義ある出会いと学び・研鑽の機会となることを祈念し、多くの方々のご参加、ご発表をお待ちしています。

 

大会準備委員長 滋賀大学 若松養亮

大会準備委員会

今大会は、以下の陣容でみなさまのお越しをお待ちしております。

 

 大会準備委員長
   若松養亮(滋賀大学)

 

 準備委員(五十音順;敬称略)
   安達智子(大阪教育大学)
   大谷宗啓(滋賀大学非常勤講師;非会員)
   川崎友嗣(関西大学)
   西松秀樹(大津市立堅田中学校)
   半澤礼之(京都大学)
   山岸憲明(大津市立平野小学校)

 

 Special thanks to: 滋賀大学教育学部 ならびに同・心理学教室のみなさん

協賛いただいている事業所様

以下の事業所様より本大会の実施に対してご協賛をいただいております。
※クリックしますと、いただいた広告のお原稿が見られるようにしてございます。

 

  (株) リクルート 様
  (株) ベネッセコーポレーション 様
  (株) 風間書房 様
  (株) イセブ 様
  (株) 大学新聞社 様
  (株) ナカニシヤ出版 様
  (株) 金子書房 様
  (株)日本公文教育研究会 様
  (株)さんぽう 様

 

 このうちいくつかは大会当日に書籍等の展示・販売がございます。