院生メッセージ

学校経営力開発コース

2回生 現職教員学生 勝 山 正 徳 (令和3年度入学 近江八幡市立八幡小学校)

 教職大学院では、研究家教員や実務家教員の先生方から、様々な理論や研究知見を学ぶことで、多角的な視野を持つことができます。学校経営力開発コースでは、理論や実践を通して自己省察力や、同僚や地域との協働力の醸成、そして学校経営における課題解決の方策を中心とした研究を行います。大学院での先生方からの講義や演習、先行研究や課題解決に関する論文を通して、仲間とともに考え深める時間や、多くの方々との出会いは、私の教職人生おいて貴重な財産となっています。
 2年目は、大学院での学びを生かして現任校の先生方や地域の方々と連携し、学校安全の構築を通して、引き続き研究を深めていきたいと考えています。

 

現職教員学生 菱 沼 由 美 (令和元年度入学 野洲市立中主中学校※在学時)

 教職大学院の授業は、理論と実践を組み合わせて学習を積み、教育の専門家として素養を身につけることができます。日々の学校教育活動で自分自身が疑問に思ったこと、迷っていたことなども教職大学院の学びの中で、気づきや解決策が見えてきます。
 仲間と新しい出会いがあり、共に滋賀の教育を考えています。今年度は2回生になり、現任校に戻りつつ、多くの先生方に学びを広げ、支えながら、研修を続けています。

 

 

教育実践力開発コース

2回生 現職教員学生 築 山  悟 史(令和3年度入学 野洲市立野洲小学校)

 大学院での学びは、私の問いであった教員の同僚性に関する最新の理論を知るうえで関連が深い科目が多く現場に役立つものばかりでした。それだけでなく、多様な市町の実践例や教員とは別の立場からの視点での実践例を学ぶことができたのも非常に貴重な時間でした。また議論する時間が確保されているので、経験の違う現職教員学生や学部新卒学生と話し合うことができ、これまでの実践に対してより自信が持てたり、新しい発見があったりたくさんの刺激を受けました。また教育委員会や総合教育センターなど様々な施設で研修ができ、それぞれのつながりも私の宝物となっています。
 さらに、教職大学院では実務家教員の先生方がおられるのでより深い実践知の視点から適切な助言をもらえることも大きな魅力です。
 このように、大学院では理論の学習がほとんどだと思っていましたが、より高度な実践から現在の学校現場で起こっている問題点を解決するヒントをたくさん学ぶことができました。レポート等の課題が多く大変なこともたくさんありますが、コースの先生方の手厚いサポートや同じコースの現職教員と支え合いながら、充実した日々を送ることができています。

 

現職教員学生 佐々木 咲 絵 (令和2年度入学 草津市立南笠東小学校※在学時)

 教員になって10 年以上。現場では目の前のことを優先し、振り返ったりじっくり考えたりすることを後回しにすることもありました。教職大学院では、講義や演習、実習を通して今までの経験を振り返り、新たな知識と結び付けることで、学びを深めることができます。そして、現職教員や学部新卒学生から刺激をもらい、視野を広げることができるのも教職大学院だからこそできる学びではないかと感じています。
 1つ1つの学びを大切にし、教員として成長できるよう、研鑽を深めていきたいと思います。

 

学部新卒学生 中 川 陽 香 (令和元年度入学)

 教職大学院では、様々視点で多くのことを学ぶことができます。私は中学校の英語科の教師を目指して学んでいます。特にヨーロッパ共通言語共通参照枠(CEFR)を生かした指導と評価のありかたについて実践的な研究を進めています。また、現職の先生方と学ぶことができるので、実際の学校現場のお話しを聞くことができたり、アドバイスをいただけたりすることができます。とりわけ実習でお世話になっている能登川中学校の先生方には、同じ大学院で学ぶ現職教員学生の先生を始めとして、多くの先生方にお世話になっています。
 毎日勉強になることが多く、とても貴重な経験だと考えています。教職大学院で学ぶことにより、自分が目指す教員像に近づいていることを実感しながらさらに頑張っています。

 

学部新卒学生 伊 藤 亮 介 (令和2年度入学)

 教職大学院では小中の様々な専門を持つ現職の先生方と共に授業を受けることができるため、学部生の時とは違った視点で教育について学べます。同じ環境で学ぶことで、現場の声を聞いたり専門の知識を高めたりでき、自分の描く教師像をより具体化していくことができます。
 また、大学の講義で学んだことを実習等で生かす理論と実践の往還によって、学びを深めることができるため、教職大学院での学びを通して教師としての資質を高めていきたいです。

 

 

授業実践力開発コース

2回生 学部新卒学生  増 山  諒(令和3年度入学)

 私は教育学部4年間で学校心理学について学び、小学校、中学校数学、高校数学の免許を取得しました。学部生の頃、私は子どもたちの居場所感などについて主に研究をしていました。そのため、自分の授業実践力を磨きたいと考え、教職大学院を志望しました。教職大学院では算数科を中心に子どもたちの説明力の向上についての授業研究を行い、理論のみではなく、学校での実践経験も積みながら授業実践力を高めています。日々多くの先生方や経験豊かな現職の先生方に助言を頂きながら自分の授業実践力を磨くことにくわえ、学級経営力などについても高められることが魅力の一つです。この2年間で学んだことは今後の教員生活において必要不可欠なものになっていると思います。進学を検討されている方は是非、滋賀大学の教職大学院へお越しください。

 

 

ダイバーシティ教育力開発コース

1回生 現職教員学生 毘盧谷  侑(令和4年度入学 米原市立大原小学校)

 学校現場では、いじめ、問題行動、不登校、発達障害・・・など様々な課題がある中、教員は一生懸命子どもたちのために日々努力しています。恥ずかしながら現場での私は、目の前のことを優先し、実践についてゆっくり振り返ることができていませんでした。しかし、教職大学院にきたことで、課題を今までとは異なる視点で捉えたり、実践してきたことが理論として繋がったりしました。講義を担当してくださる先生もみな熱心な方ばかりです。ケーススタディを通して、今学校現場で課題となっていることに対し、解決策を一緒に考えていこうというスタンスで学んでいます。学校現場に戻った際には、大学院で学んだことを生かしていきたいと思います。

 

2回生 学部新卒学生  森 本 彩 水(令和3年度入学)

 教職大学院は、実際に現場で働いておられる先生方のお話や意見を聞くことと、新たな知識や知見を学ぶことの両立ができるという点が大きな魅力であると感じます。ダイバーシティ教育力開発コースでは、本コース独自の実習として、特別支援学校や小学校などの学校現場での実習に加え、不登校の子どもたちを対象とした施設や療育施設などといった、学校以外の子どもや学校と関わる多様な場での実習があります。多様な場で多様な教育的ニーズを抱える子どもの見方を学ぶことで視野が広がるとともに、今後の実践に役立てられることを多く学ぶことができます。2回生では1回生で学んだことをより深め、自分のものにしていけるように、実習や実践などに取り組んでいます。