「総合的な学習の時間は本当に必要なのか」という議論に終止符を打った検証報告
滋賀大学教育学部附属中学校では、子どもの自主性と創造力を伸ばしたいという願いから、昭和 57(1982)年度から3カ年にわたって,文部省の研究開発学校の指定を受け、教育課程の改善のための研究開発に取り組み,「基礎的な学力の一層の定着を図り創造的知性を育てる教育課程の実践研究」という主題のもと研究をスタートしました。その中で,昭和58(1983)年度に学習指導要領の教育課程における「総合的な学習の時間」の創始となる「びわ湖学習」をスタートしました。それ以来、少しずつ改善を重ねながら、現在「BIWAKO TIME」として39年間(令和4年現在)とぎれることなく継続しています。
その後、「総合的な学習の時間」が定着してきた2005年当時、総合的な学習はその効果をすぐに検証しにくいため、存在意義そのものが疑問視されました。そこで,その学習効果を検証するために、本校の在校生や卒業生への意識調査等を行いました。当時の調査結果を16ページの小冊子としてまとめたものを以下で公開していますので、どうぞご覧ください。
「総合的な学習の時間は本当に必要なのか」(2005)
P1,16
表紙/目次,要旨
背表紙
P2,3
はじめに
本校の研究の概要:平成17(2005)年度
「BIWAKO TIME」の概要:平成17(2005)年度
「びわ湖学習」,「BIWAKO TIME」のあゆみ
P4-7
対談:卒業生×本校元教員
-今,思う… あの日の「びわ湖学習」「BIWAKO TIME」-
12_15
子どもと共に歩む「BIWAKO TIME」実践の様子
まとめ
●BIWAKO TAIMEについての卒業生調査報告著(2017)
「調査研究型の総合学習が卒業後に与える成果に関する,卒業生への世代別追跡調査」
科研費(2017)課題番号17H00052
●ワークブック
本校オリジナルです。
目次
BIWAKO TIMEをはじめよう
1.はじめに
2.BIWAKO TIMEの目標
3.学習の計画
4.総合学習ガイダンス&BTのテーマ
5.学習を進めるための設備・方法・約束
BIWAKO TIMEをすすめよう
1.研究テーマの決定に向けて(個人Thinking)
2.研究テーマを決定しよう(グループThinking)
3.研究計画を立てよう
4.面談の記録
5.学習の計画
6.中間交流会の記録
7.学習のまとめ テーマ別調査研究交流会に向けて
8.テーマ別調査研究交流会の記録と反省
9.まとめの集会の記録
10.BIWAKO TIMEを振り返って
調査研究の記録
BIWAKO TIMEをたかめよう
1.校外での学習を進めよう
2.インタビューをしよう
3.電話を活用しよう
4.アンケートを採ろう
5.お礼状を書こう
6.パネルディスカッションをしよう
7.ポスターセッションをしよう
8.実物投影機を使おう
9.ポスターセッションをしよう
10.必要なときに利用しよう「思考ツール」
イメージマップ/ブレストシート/ステップシート/学習手順シート/データチャート/逆Yチャート/Xチャート/ペンタゴンチャート図/四象限マトリクス/ベン図/逆ピラミッド図/ランキング/KJ法/分析表/振り返りシート/ピラミッドストラクチャー
11.BIWAKO TIMEのQ&A
学習参考施設一覧
白地図シート・グラフ作成シート
各種の申請書
BIWAKO TIMEを記録しよう(日々の学習記録)