言葉と体験,習得と探究をつなぐ「情報の時間」

紙と鉛筆から始める新しい情報“学”教育

滋賀大学教育学部附属中学校では、指導要領の重要事項「言語活動の充実」が今後生み出すと予想される課題「情報の吟味や生産の力を持たないという障壁」を危惧しました。そこで、過去の教育実践に学ぶ教育研究はもとより、コンピュータ技術の進歩にあわせて発達した「情報学」の新しい風を、教科等および総合的な学習の時間の学習の授業改革に結びつけようとする取り組みを始めました。平成 22(2010)年度から3カ年にわたって,文部科学省の研究開発学校の指定を受け、情報(文字・絵など)を理性と感性の両面から捉え、批判的に吟味し自分の考えを生み出し発信していく生徒を育てることを目標に、中学生に必要な情報に関する知識や思考法を束ねて、「情報の時間」を創設しました。「情報の時間」では、思考ツール(シンキング・ツール)を授業に導入して、言語活用能力の育成に努めています。生徒質問紙や授業研究会を通して、「情報の時間」が教科等や総合的な学習の時間において、活用する力の育成に資することが明らかになりつつあります。


アイデアを練る(ベン図・イメージマップを利用)

プレゼンの仕方を考える(Yチャート・ステップシートを利用)

「情報の時間」の概要を11ページの小冊子としてまとめました。
以下で公開していますので、どうぞご覧ください。

言葉と体験,習得と探究をつなぐ「情報の時 間」
P1

表紙/目次,要旨

P2.3
はじめに
本校の研究の概要:
平成22(2010)年度「情報の時間」の概要
情報教育の転機

P4.5
コンピュータ教育からの脱却
情報教育の新たな枠組み

P6.7
情報の時間のカリキュラム
・1年生の指導内容
・2年生の指導内容

P8.9
情報の時間のカリキュラム
・3年生の指導内容
「情報の時間」テキスト

P10.11
生徒へのアンケート
情報の時間から始まった新しい授業実践
-各教科,総合的な学習の時間へ-