R6年度 研究報告

《研究主題》

 “いま”を生きるדこれから”を生きぬく力を育む保育 3年次

 ~子供たちとの園環境と暮らし

 

今年度も以下のように保育を公開し、オンデマンド配信を行いました。

 

【保育トーク広場】

「保育トーク広場」は本園が実践している園内研究に重ねて、参加いただいた方々と共に自らの課題を見つめ、保育の楽しさを語り合うものです。少人数で行ってきた“ちいさな研究会”ともいえます。子供たちの日常ありのままを、そして私たちも普段通りの保育をという思いで実施し、今年度も合計3回、延べ約50名の方にお申込みいただきました。

【公開研究会】

「公開研究会」は附属学校園の使命ともいうべき実践研究を、広く地域社会、学校教育関係者に公開し、地域における幼児教育の向上に寄与するものです。今年度も人数を限定した対面での公開研究会を行い、約50名の方にご参加いただきました。また、各園での園内研究や個人での学びに応えられるようオンデマンド配信も行い、約60名の方にお申込みいただきました。全体会講師には東京大学大学院教育学研究科 浅井幸子先生をお招きし、「幼児と共につくるサステナビリティ」と題し講演いただきました。浅井先生には保育トーク広場にもオンラインで講話をいただき、職員・参加者で「サステナビリティ」について学びを深めました。

《参加者アンケートより抜粋》

  • 間近で子どもが遊ぶ姿や環境を見させていただき勉強になりました。協議会の雰囲気がよく、話もしやすいし、他園の先生方の話も聞け、有意義な時間になりました。
  • 自然が本当にたくさんあり、あれだけ花などがあると満足するまで遊び、学びにも満足感にもつながると思いました。自園も植物を増やす取り組みをしているので、ふうせんかずらやあさがおのトンネルなど植え方を工夫し、子どもたちの楽しい遊びにつなげていきたいです。
  • 自然物を使って遊んだあと、コンポストに入れて虫のエサにしたり、土に戻したりと遊びの中で自然の循環について考えられる環境が整えられていることが参考になった。自分たちで育てた植物だからこそ、大切に使う姿につながっているのではないかと感じた。
  • 3歳から5歳までのつながりの中で、積み重なっていると感じました。ビオトープ作りにも、1つ1つの保育にも、子どもや保護者、先生方の願いや思いがつまっているところがステキだと思いました。
  • 講演会では人間視点だけではなく、生き物や自然物視点で見て考えていくことの大切さを感じました。教育の中に持続可能な社会を取り入れていく必要性を感じました。

 

これらでも発表しました研究3年次としての成果を、以下に公開します。

研究概要(簡略版)

実践事例①

実践事例②

実践事例③

 

 

*これらの研究成果をリーフレットとしてまとめ、来年度本園の公開保育や、県内公立幼稚園・保育園・こども園等に広く発信していきます。

*研究の詳細については、令和7年度末に滋賀大学教育学部より論文投稿の予定です。