CST養成プログラムをリニューアルし、現職教員に受講者ガイダンスを実施しました

                                             2022年6月13日

 滋賀大学教育学部では、滋賀県教育委員会並びに県内各市町教育委員会との連携協力を得て、理数系教員(コア・サイエンス・ティーチャー:CST)養成拠点事業を実施しています。このCST事業では、地域の小・中学校理科教員の理科の指導力向上を図る役割を担う教員を養成することを目的としています。

 滋賀大学は2009年に全国に先立ち日本科学技術振興機構のCST事業実施第1期校として採択され、事業開始から今年度で13年目に入りました(2020年度はコロナの影響により中止)。

 本学のCST養成拠点事業には
  ① 現職教員を対象とした「CST養成プログラム」
  ② 学生を対象とした「准CST養成プログラム」
という2つのプログラムがあります。

 現職教員を対象とした「CST養成プログラム」では2021年度からプログラムの内容をリニューアルし、児童・生徒の科学的な理解力、科学的・論理的な思考力、理科的・科学的に説明する力の育成を中心に据えています。

 2022年度の最初の取組として、「現職教員を対象としたCST養成プログラム」の現職教員ガイダンスを67日(火)に教育学部で開催しました。ガイダンスには、長浜市、栗東市の教育委員会から推薦のあった2名の中学校教員、滋賀県教育委員会、滋賀県総合教育センター、並びに各市教育委員会の先生方、大学教員が参加しました。最初に、徳田陽明教育学部長、滋賀県教育委員会・太田聡指導主事の挨拶に続き、事業代表者の教育学部・大山真満准教授から「CSTの目的と役割」「CST養成プログラムの内容」、太田指導主事より「指導と評価の一体化」について説明が行われました。

 2名の受講教員は、県教委、市町教委並びに大学の支援のもと、CST認定へ向けて、8月に行われる夏期集中研修、2学期以降の授業研究会、校内研修会を始めとする模擬CST活動などのプログラムに取り組みます。

※本CST事業は、2022年度の滋賀大学学長裁量経費(ミッション戦略実現事業)の支援を受けています。