滋賀県獣医師会と連携して学校での動物飼育に関する実習を実施

2026年7月14日

 小学校生活科では、継続的な動植物の飼育・栽培を通して生命への理解を深めることが求められています。しかし、動物については魚類・両生類・昆虫を飼育する学校が多く、ウサギやモルモットなど体温を感じられる小動物を飼育している小学校は少ないのが現状です。その背景には、鳥インフルエンザなどの感染症への対応、児童のアレルギー、休日の飼育管理の負担に加え、教師の知識や経験不足などの課題があります。

 子どもたちに豊かな体験を通した教育を行うためには、教師自身が教材について学び、実際に体験することが重要です。滋賀大学教育学部では、「初等生活科内容学」(受講者271名)において、滋賀県獣医師会と連携した動物飼育に関する授業を実施しています。

 受講生は、事前に学校での動物飼育の教育的意義や、感染症・児童のアレルギー・休日の飼育管理への対応、学校で飼育されることの多い動物の特性などについて講義動画で学習した後、79日(木)に動物とのふれあい実習を行いました。当日はウサギ3羽とモルモット5匹を用い、7名の獣医師の指導のもと、動物との適切なふれあい方や扱い方を学ぶとともに、聴診器を使って動物と人間の心音を聞き比べる活動などを行いました。

 受講生は、実際に動物とふれあうことで、動物の特性や適切な扱い方に関する知識・技能に加え、体験を通して得られる情意的な学びを深めることができました。

 今回の学びが、将来、学校における動物飼育や生活科の授業実践に生かされることを期待しています。