2024年9月13日
酷暑の続く8月25日(日)、瀬田の滋賀県立美術館開館40周年記念イベント『美術館で夏祭り!朝から晩まで県美にどぼん』に4回生の千野恵梨子さん福田渓華さんを中心に図工美術の学生6人が参加、『HAPPY BIRTHDAY ことばのかたちでお祝いしよう!』と銘打ったワークショップを行いました。
本ワークショップは、美術教育講座の非常勤講師 藤原昌樹さん(桃山学院教育大学)のお声かけで実現。いつもだと造形作品に注目する「美術館」を巡って、感じたり発見したりした色や形を「言葉」にして紙に書き出し、みんなの見つけた言葉を自由に繋げて“美術館の誕生日を祝う詩”を作るというもの。16時からと18時からの2回、幼稚園児から小学生の子ども達とその保護者ら、総勢40名と不思議な詩を朗読しました。(以下、詩の一部抜粋)
『ゆらゆらゆら~りふわっ ぷかぷかぷか~りふわりふわ~り ぷかぷかぷか~りふわりふわ~り ふわふわプスプスつるつるぱちん』(シャボン玉ワークショップから連想された一節)
『滋賀県文化ゾーン美術館40 し~んびっくりくらげレインボーう』(静かな美術館や展示物のくらげ、虹色のシャボン玉から着想を得た一節)
普段とは違った「賑やかな」美術館や、「夜の雰囲気」を纏った館内を歩き、感じたことや発見した物・事を次々に紙に書き出し、それを繋いで‥。美術館の40歳を祝福する「自由詩」を作りあげました。
活動を振り返っての千野さんの談話 〜「子どもたちは、“見て見て!”“ここで○○を発見したんだ!”と笑顔で取り組む姿が見られ、絵で描いてくれる子どももいて、表現の多様性や感覚や感情を共有できる面白さを実感しました。大人も子どもも、それぞれの見方や感じ方を楽しみながら、その場の環境を“詩”に表すことができ、一体感や充実感を感じることができました。」