2025年5月21日
5月10、11日に滋賀県大津市の生産者(植村喜代司 さん)圃場で学生約240名が田植えを行いました。滋賀大学では食・農・環境について子どもたちに体験活動をベースとした教育を行うことができる教員の育成を目指して、大津キャンパス開講の「環境教育概論」の一環で教育学部の学生を対象に稲作の実体験を通した教育を行っています。田植えが初めての学生も多くいましたが、全員で協力し、きれいに植えることができました。学生は、自身が田植えを体験的に学ぶばかりでなく、教員として指導する立場となったら体験的な活動やそれを通した学習をどのようにコーディネートしていくのかについて、考えながら活動を行いました。今後は9月上旬に稲刈り、10月以降に炊飯・試食の体験学習を予定しています。また、これらの体験をきっかけとして、学生はグループに分かれて「環境教育の視点で食と農を考える探究活動」を実施していきます。
5月11日には、これらの食・農・環境に関する取り組みを社会に発信したり、還元したりすることを目的に、一般の親子を募集し、9組20名が大学生と一緒に田植え体験を行いました。子供たちは、田んぼの土や生き物、稲の苗などについて五感を使って感じとり、保護者や大学生と共有している様子が見られました。
なお、収穫されたお米を使って、本学オリジナル日本酒「滋賀大学 琶ぐくみ」の製造も行っていく予定です。