2026年10月16日
教育学部の加納圭教授が、「ユネスコ科学リテラシーおよび科学普及に関する国際専門家グループ」の一員として作成に貢献した提言書「Shared Recommendations for Advancing Scientific Literacy and Science Popularisation(科学リテラシーの向上と科学普及を推進するための共通提言)」が刊行されました。
本提言書は、ユネスコと世界科学リテラシー機構(WOSL)が、同専門家グループの協力を得て作成したものです。加納教授は、世界各国の専門家とともに提言の検討・起草に携わっています。
提言書では、誰もが科学に関する情報を得て議論に参加できるよう、言語、文化、障害、居住地域、経済状況、デジタル環境などによる障壁を取り除くことの重要性を示しています。また、地域ごとの事情を踏まえ、伝統知や先住民の知を尊重することも求めています。
こうした取組を進めるため、次の六つが優先分野として挙げられています。
1.公平なアクセス、包摂、学習を拡大する
2.意味のある対話、参加、十分な情報に基づく意思決定を可能にする
3.信頼を築き、倫理的なコミュニケーションを促進し、誤情報・偽情報に対処する
4.能力開発、専門職としての成長、組織、活動を支える政策を強化する
5.エビデンスと文脈に応じた評価を強化する
6.地域間・国際協力を強化する
本提言書は、多様な人々が科学について学び、対話し、社会の課題をともに考えていくための指針となるものです。その作成には、科学コミュニケーションを専門とする本学の加納教授も貢献しています。
提言書(英語):Shared Recommendations for Advancing Scientific Literacy and Science Popularisation
