11月9日、教育学部 新関伸也教授が事務局長を務める「日本フェノロサ学会」が滋賀県文化功労賞を受賞しました。
この賞は、滋賀県が昭和51年から毎年、文化の高揚に貢献し顕著な功績のある、もしくは文化の向上発展に寄与し将来が期待される人々を表彰するものです。今回は、「日本フェノロサ学会」が毎年研究発表大会を開催するとともに学会誌「LOTUS」や会報を定期的に刊行してフェノロサや岡倉天心を中心とした日本近代美術史研究に貢献してきたこと、また、大津市立図書館協力の下「フェノロサ関係文献コーナー」の開架を行い、近代美術に関係する文献等を継続して寄贈していること、大津市立歴史博物館との連携事業や企画展に協力して県民に対しても研究成果を還元する活動をしていたことが高く評価されての受賞となりました。
「日本フェノロサ学会」は昭和53年にアーネスト・F・フェノロサ夫人令孫を米国より大津市に招聘し記念展・講演会が開催された際に「フェノロサ学会」設立構想が話題となり、昭和55年、滋賀大学教員と三井寺関係者が中心となり設立された団体です。
また、中井憲照 元教授も同じく滋賀県文化功労賞を受賞されました。中井 元教授は昭和46年に大津児童合唱団の第2代目指揮者に就任して以来、48年間継続して指導し、滋賀県下の児童合唱の質の向上に貢献したこと、県内の音楽レベルの向上と人材育成への寄与が認められ受賞されました。