教育学部加納研究室と京都府菓子工業組合青年部との活動「お菓子の科学プロジェクト」が全国菓子工業組合連合会青年部褒章制度優秀賞受賞

                                          2021年3月10日

 教育学部加納圭教授の研究室メンバーと京都府菓子工業組合青年部との活動「滋賀大学×京都府菓子工業組合青年部「お菓子の科学プロジェクト」~和菓子作りにおける不思議の探求を通じて、科学的探究への動機付けの仕組みを作る~」が全国菓子工業組合連合会青年部の褒章制度で優秀賞を受賞しました。

 この賞は、お菓子に関する素晴らしい活動を展開する組織に表彰されるもので、このプロジェクトは、加納研究室が京都府菓子工業組合青年部とコラボして和菓子職人が経験と勘により受け継いできた技を、高校生の科学的探究心を用いながら解明していくことで、和菓子職人の伝統継承を繋いでいくことを目的としています。
 以前から和菓子業界では伝統継承に課題がありました。その課題意識を本学教育学部の加納研究室のテーマの一つである「科学的探究」(生徒自身が課題の設定を見つけることで、粘り強い研究に繋がる)の探究材料として用いることで、高校生の科学的探究の動機付けの仕組み作りと和菓子職人の技の科学的解明を同時に行いました。

 具体的には加納研究室の学生が高校生の選んだ探究テーマに沿った和菓子実験を和菓子職人と一緒に行ったり、ワークショップを行いました。その取り組みが高く評価され、今回の受賞に至りました。

 加納研究室では、今後、生徒がより高いパフォーマンスを発揮できるように、菓子作りの不思議の内容を具体的に解明し、また菓子職人からフィードバックがもらえる仕組み作りに取り組みたいとのことです。

表彰式の様子(京都府菓子工業組合青年部長が表彰状を受け取っている様子)

表彰状

 

 

 

 

 

 

プロジェクトの様子