令和2年度三菱みらい育成事業に教育学部芦谷教授の「英国で開発された子ども向けマインドフルネス・プログラム”.b:ドットビー”の日本への導入」が選定:成果報告会で発表

                                         2021年3月23日
 教育学部芦谷道子教授は、一般社団法人三菱みらい育成事業財団の令和2年度助成事業に選定され、「英国で開発された子ども向けマインドフルネス・プログラム”.b:ドットビーの日本への導入」を実施しました。
 芦谷教授は、英国MiSPMindfulness in Scholl Project)、オックスフォード大学、関西医科大学、関西大学などと連携協力し、4か年計画の子どもマインドフルネスプロジェクトに取り組んでいます。今年度はそのプロジェクトの一環として、英国で開発された、子どもを対象としたマインドフルネス・プログラム「.b」を実施しました。.bとは”Stop, Breathe and Be”という練習の呼称であり、注意や思考をコントロールして今ここの身体感覚への気づきを深め、心理的健康の増進やパフォーマンス向上を目指すプログラムです。依頼のあった滋賀県内の高校において、高校生42名を対象に9月末~3月にかけ、週1回、10回分×2サイクルのレッスンを実施しました。
 参加した生徒からは、「マインドフルネスと出会って、自分の心の落ち着かせ方やストレスをあまり感じない方法を知ることができた」「短い間でも自分の性格、考えを知れた。続けていってもっと人間として成長をしていきたい」「試合などで使える」「続けると幸せになれそう」といった肯定的な感想を得ることができました。
 125日(月)にオンラインにて成果報告会が開催され、実施報告が行われました。
 次年度には英国より講師を招聘し、全国から応募のあった45名の.b Teacher を養成する予定です。
 今後も子どもたちのウェルビーイングを育む新しい教育の実現に向けた取り組みを進めていきます。

 

レッスンの様子(1)

レッスンの様子(2)