国際ガラス年2022に賛同しました

                                            2021年6月24日

2021年618日,本学は国際ガラス年2022に賛同しました。
ガラスは,古くは約3500年前,装飾品として誕生しました。約3000年前のエジプトでは美しいボトルが作られました。約1000年前には窓ガラスとして用いられるようになりました。また,望遠鏡や顕微鏡の発達により,新しい科学が生まれました。電球の発明によって生活が豊かになり,真空管の発明によってエレクトロニクスが発展しました。今では,ガラスが重要な役割を果たしているソーラパネルは再生エネルギーの生産に用いられ,光ファイバー網によってインターネットの世界が広がるなど,ガラスは私たちの生活を豊かなものにしています。
2022年が節目となるガラスの発展のマイルストーンには以下のようなものがあります。フレネルレンズの発明から200年,ツタンカーメン王の棺からガラスが発見されて100年,フロート法特許から70年,ガラス物質に関するノーベル賞受賞から45年です。
ガラスはこのように芸術・文化・科学の様々な分野で大きな貢献を果たしてきました。
また,国連の掲げるいくつものSDGsに貢献することができます(「目標 3:全ての人に健康と福祉」,「目標 4:質の高い教育をみんなに」,「目標 5:ジェンダー平等を実現しよう」,「目標 6:安全な水とトイレを世界中に」,「目標 7:エネルギーをみんなに そしてクリーンに」,「目標 9:産業と技術革新の基盤をつくろう」,「目標 11:住み続けられるまちづくりを」,「目標 12:作る責任 使う責任」,「目標 13:気候変動に具体的な対策を」,「目標 14:海の豊かさを守ろう」,「目標 17:パートナーシップで目標を達成しよう」)。このように,持続可能で公正な社会の実現という目標にガラスは大きく貢献します。
このようなガラスの歴史と未来を祝福し,2021年5月18日に開催された国連において国際ガラス年2022が採択されました。
本学はこのような国際ガラス年2022の趣旨を理解し,2021年6月18日に賛同いたしました。
なお,日本実行委員会には教育学部の徳田陽明先生が参画されています。

 

国際委員会https://www.iyog2022.orgをご覧ください。

日本実行委員会https://iyog2022.jpをご覧ください。