CST養成プログラムをリニューアルし、現職教員に受講者ガイダンスを実施しました

                                           2021年6月25日

 滋賀大学教育学部では、滋賀県教育委員会並びに県内各市町教育委員会との連携協力を得て、理数系教員(コア・サイエンス・ティーチャー:CST)養成拠点事業を実施しています。このCST事業では、地域の小・中学校理科教員の理科の指導力向上を図る役割を担う教員を養成することを目的としています。

 滋賀大学は2009年に全国に先立ち日本科学技術振興機構のCST事業実施第1期校として採択され、事業開始から今年度で12年目に入りました(2020年度はコロナの影響により中止)。

 本学のCST養成拠点事業には
  ① 現職教員を対象とした「CST養成プログラム」
  ② 学生を対象とした「准CST養成プログラム」
という2つのプログラムがあります。

 CST事業開始から10年が経ち、これからの10年に向けて今年度から現職教員を対象とした「CST養成プログラム」をリニューアルしました。新たなプログラムでは、児童・生徒の科学的な理解力、科学的・論理的な思考力、理科的・科学的に説明する力の育成を中心に据えたプログラムとしています。

 2021年度の最初の取組として、「現職教員を対象としたCST養成プログラム」の現職教員ガイダンスを6月22日(火)教育学部遠隔講義室で行いました。ガイダンスには、大津市、守山市、長浜市、竜王町の教育委員会から推薦のあった4名の受講教員、滋賀県教育委員会並びに各市教育委員会の指導主事などの先生方、大学教員が出席し、事業代表者の教育学部・大山真満准教授、滋賀県教育委員会・太田聡指導主事の挨拶に続き、CST事業の概要説明、現職教員を対象としたCST養成プログラムの説明が行われました。

 4名の受講教員は、県教委、市町教委並びに大学の支援のもと、CST認定へ向けて、8月に行われる夏期集中研修、模擬CST活動などのプログラムに取り組みます。

 ※本CST事業は、2021年の滋賀大学学長裁量経費の支援を受けています。