2022年1月17日
1月4日(火)から3月6日(日)までの間、滋賀県立琵琶湖博物館において、ギャラリー展示「琵琶湖の虹が映える理由」が開催されています。展示には教育学部の石川俊之教授がパネルの作成と展示用機材に協力しています。
石川教授が作成に協力したパネルは、琵琶湖の湖底の生物に対する酸欠の影響についての解説「底生生物は酸欠を逃れられるか?」です。ここ数年ニュースになっている「琵琶湖の深呼吸」の異変について、その影響を湖底に生息する生物の観点からわかりやすく解説した内容になります。
また、長年滋賀大学において琵琶湖に関する教育・研究に使用してきた機材の一部が展示されています。写真にある「漂流ブイ」は、夏季集中講義「湖沼学実習」で使用している機材です。この機材は毎年アシスタントを務める教育学生が調整し、実際に使用しているものです。
さらに、このギャラリー展示の内容とも関連して1月22日(土)に新琵琶湖学セミナー「琵琶湖の三大問題-深呼吸・水草・外来種は今どうなっている?」の第1回:どうなる?琵琶湖の「深呼吸」にて石川教授が講演をします。ギャラリー展示のパネルでの解説についての詳しい内容や、2019年、2020年と湖底の水が入れ替わらない「部分循環」による湖底環境の変化について講演します。
この新琵琶湖学セミナーはオンラインで実施し、参加費は無料です。
ギャラリー展示の開催の案内およびセミナーの申し込み方法は琵琶湖博物館のウェブサイトから閲覧できます。
ギャラリー展示「琵琶湖の虹が映(ば)える理由(わけ)」
https://www.biwahaku.jp/2022/01/post_85.html