教育学部・芦谷道子教授が、三菱みらい育成財団交流会で「子どもマインドフルネスプロジェクト」の成果について発表

                                             2022年2月21日

 2月8日(火)に三菱みらい育成財団(https://www.mmfe.or.jp/)の助成事業オンライン交流会があり、当財団から助成を受けている芦谷教授が、子どもマインドフルネスプロジェクトの成果発表を行いました。
 発表では、マインドフルネスを学校で心の教育に取り入れることの意義、高校生を対象とした実践の効果評価、英国で開発されたプログラムの指導者養成プロジェクトなどについて説明されました。発表の後半には、2021年度に日本で初めて養成された指導者(前橋商業高等学校スクールカウンセラー)による実践報告も行われました。また発表後には、高校の探求活動と心の教育の関連について議論が展開され、ブレイクアウトルームでもグループで活発な意見交流がなされました。
 ブレイクアウトルームの自由意見交換サマリーのなかには、「滋賀大学の事例に感銘を受けた。(自分たちの団体は)生徒たちが寄付を学び実践する社会貢献に関わる活動をしている。その際に、生徒が自分の感情に向き合い、人と一緒の場で気持ちを出すことの意味は、とても大きいと感じている。そういった場で集中する力を出すためには、マインドフルネスが大事。今まで一般的な教育の場ではなかなか実践されなかったことだと思うが、今後、探究的学びの中にどう取り込めるか?というのはとてもチャレンジング。自分も仕事として取り組みたい。」といった書き込みもあり、他の助成先団体とも情報共有しながら、新しい未来の教育を模索してゆくことが期待されています。

 交流会の一部がYouTubeで公開されています。https://youtu.be/YgBozQgPpQI

 

オンライン交流会の様子