2022年8月30日
滋賀大学教育学部では、滋賀県教育委員会並びに県内各市町教育委員会との連携協力を得て理数系教員(コア・サイエンス・ティーチャー:CST)養成拠点事業を実施しています。このCST事業では、地域の小・中学校教員の理科の指導力向上の役割を担う教員(コア・サイエンス・ティーチャー)を養成することを目的として、『小・中学校を対象としたCST養成プログラム』と『学生を対象とした准CST養成プログラム』があります。
『中学校教員を対象としたCST養成プログラム』の夏期集中研修が2022年8月2日(火)にスタートしました。2日(火)と5日(金)の研修では、生徒に科学的・論理的思考力を育成するための授業力の育成をねらいとした授業研究を行いました。最終日の8月19日(金)には、はじめに滋賀県教育委員会幼小中教育課の太田指導主事より「全国学力・学習状況調査の結果分析」、滋賀県総合教育センターの多田研修指導主事より「全国学力・学習状況調査の調査結果から」とそれぞれ題し、滋賀県の教育の現状と課題について講演をいただきました。
次にCST教員に求められる研修講師として企画・運営・実施力を養成するために「研修企画運営実務研修」を実施しました。滋賀県教育委員会、滋賀県総合教育センター、市教育委員会の先生方、大学教員、附属中学校副校長、昨年度認定を受けたCST教員より指導が行われ、受講教員にとって学びの多い研修となりました。受講教員は、今回の夏期集中研修での気づき・学び・指導助言などを踏まえ、秋学期の研究授業および校内研修会に臨みます。