学生たちが稲刈り体験―経験を教育に生かす―

2022年9月9日

8月26日、27日に滋賀県大津市の生産者(植村喜代司 さん)の田んぼで「環境教育概論」(大津キャンパス開講)を受講する学生約240名が稲刈りを行いました。8月26日には徳田陽明 教育学部長が来られ、学生に挨拶されました。

5月4、5日に自分たちで植えた稲を、手刈りで収穫し、稲を束ねて稲架掛けを行いました。感染症予防を徹底しながら学生全員で協力し、16アールの田んぼで育った稲を収穫することができました。学生は、自身が稲刈りを体験的に学ぶばかりでなく、将来教員として指導する立場となったら体験的な活動やそれを通した学習をどのようにコーディネートしていくのかについて考えながら活動を行いました。

体験的な学習が、体験だけで終わらないように、受講生はグループに分かれて、稲作の実体験をベースに「食と農をめぐる環境」を大きなテーマとして、各グループで課題を設定し、探求的な学習を実施しています。

徳田教育学部長による挨拶

手刈りを行う学生

稲刈り途中の様子

きれいに刈ることができました

この事業は学長裁量経費「SDGs未来社会創出に向けた実践的取組と成果の発信」により教育学部に配分された「実体験やPBLによる食・農・環境教育の充実と滋賀大学オリジナルブランド日本酒の製造・販売を通した社会への発信」に基づいて行われています。今後は、生産したお米(みずかがみ)を使い滋賀大学オリジナルブランドの日本酒「琶ぐくみ(はぐくみ)」を学生とともに仕込み、製造・販売を行う予定です。