教育実践優秀賞受賞者報告会(FD研修)を実施

2022年12月14日

 令和4年12月8日に、大津キャンパス大講義室及びTeamsにて、令和3年度教育実践優秀賞を受賞された、教育学部・大山真満准教授の教育実践優秀賞受賞者報告会(FD研修)を開催しました。
 報告会(FD研修)は、松丸副学部長の司会により進められ、令和3年度教育実践優秀賞テーマ「チャレンジングで先進的な授業改革の試み-コロナ禍における新たな授業形態への挑戦-」について、報告題目「暗記から論理的理解へ意識を変える取り組み」の講演をいただきました。会場及びTeamsでは、教員66名が熱心に参加しました。
 講演では、まず暗記することで理解していると勘違いしている学生の現状が報告されました。次に、本質的な学びには、暗記と理解の違い(暗記≠理解)を理解し、科学的・論理的に思考するという意識への変化が重要であるとの説明があり、そのために実施された取り組みについてご説明いただきました。取り組みでは、1)『暗記≠理解』への学生の意識の変革、2)科学的・論理的思考力の育成、3)焦点化した実験・観察の理解、をねらいとして行われました。
 受講生からは、「暗記と理解の違いを本当の意味で認識できたことが大きな成長と感じている。」「教えることにも、さらに上のレベルがあることを知った。」という感想があり、一定の成果があったと報告がありました。
 今回の報告会(FD研修)は、今後の授業改革の試みに資する大変有意義な機会となりました。