北島酒造株式会社様から日本酒の売上金の一部を寄附いただきました

2023年3月15日

大津キャンパス開講の全学共通教養科目「環境教育概論」などで実施している「SDGsプロジェクト: 実体験やPBLによる食・農・環境教育の充実と滋賀大学オリジナルブランド日本酒の製造・販売を通した社会への発信」において、多大なご協力・ご指導を賜っております北島酒造株式会社(滋賀県湖南市 代表:北島輝人)様より、ご寄附を頂戴しました。これは北島酒造株式会社様で製造・販売いただいた滋賀大学オリジナル日本酒「琶(は)ぐくみ」の売上の一部をご寄附いただいたものです。

ご寄附の贈呈式を38日(水)に大津キャンパスで行いました。式には北島酒造株式会社代表の14代目北島輝人様、大学からは徳田陽明学部長やSDGsプロジェクトを担当した森太郎准教授、久保加織教授、石川俊之教授が出席しました。森准教授からは体験型食・農・環境教育であるプロジェクトの目的、実施状況、教育成果などの報告がありました。また北島代表からは、若者の日本酒離れ、アルコール離れの状況の中、少しでも日本酒に触れてもらうことや、大学と企業・地域社会との連携の意義についてお話いただきました。

その後、北島代表から徳田学部長へ寄附目録が手渡され、学部長から丁重なお礼が述べられました。いただいたご厚志は本学の教育充実に活用させていただきます。

「SDGsプロジェクト」

食と農をめぐる環境について、理解し、考え、行動することができる学生の育成を目指して、地域の生産者にご協力頂き、自然環境に配慮した稲作の実体験(田植え、稲刈り、炊飯・試食)やそれに関わるグループでの探究的な学習を行っています。

その一環として、学生が作ったお米を使い、北島酒造株式会社様にご協力頂いて、滋賀大学オリジナルの日本酒「琶(は)ぐくみ」を製造しています。その過程で仕込みの実体験を行い、食と農の繋がりやデータと経験に基づいた日本酒の製造技術について学びました。さらに、日本酒のネーミングやラベルのデザインは、学生からアイディアを募り作成しました。

なお、本年度に製造された「琶(は)ぐくみ」の新酒は3月中旬より小売店で販売される予定です。

北島酒造株式会社 北島輝人代表

徳田学部長

森准教授

 

贈呈式の様子

(左から)久保教授、石川教授、北島代表、徳田学部長、森准教授

北島代表から徳田学部長に目録を贈呈