3回生らが教育学部学園祭「紫雅祭」で『エガオ絵や』を開店!

2023年11月27日

 コロナ禍で途絶えていた紫雅祭が復活した今秋、あわせて“美研”の『エガオ絵や』が復活しました。
 
「自分の絵に自信はないけど、似顔絵を描くのは楽しい。それをお客様と描き合いにすれば楽しさが2倍になるんじゃ?」ー10数年前に美研学生の発案から生まれたワークショップが『エガオ絵や』です。教育実習で子ども達と学校現場を体験した3回生達11人、学校の枠を超え色んな人たちとアートを通したコミュニケーションを考えることをコンセプトに、『基礎造形Ⅱ』の授業で本イベントに取り組みました。
 
漫画っぽく?リアルに?色鉛筆で?鉛筆一本で?どんな絵を描こうか試行錯誤し、お客様の立場でどう描きやすい場にするか考え、晩秋の紫雅祭にドキドキしつつ挑みました。晴天とは呼べない天気でしたが、開店直後、小学生の仲良し3人組を皮切りに、子ども達が60人余り、活動に興味を持ってもらった一般のお客様、紫雅祭に来た学生らが20名ほど、『エガオ絵や』を学生時代に経験した卒業生らも10名ほど参加し、のべ92名のお客様と描き合いをしました。お客様の中には一人で4回も参加した女の子や、今年度滋賀大に来た交換留学生達もおり、二日間、お客様が途切れることはありませんでした。
 
学生それぞれの手元には、偶然ここで出会い、20分ほどの時間を共有したお客様からいただいた「私の似顔絵」が十枚ほど残りました。そこには楽しそうな「私」が、いろんな筆致で描かれています。
 
本イベントは、今回の様子を伝える記録発表を兼ねて、美術教育主催の『卒業制作展2023』(草津市クレアホールにて2024/2/21~24開催)でバージョンアップして実施します。