教育実践優秀賞受賞者報告会(FD研修)を実施

2024年1月5日

 令和5年12月14日に、大津キャンパス大会議室及びTeamsにて、令和4年度教育実践優秀賞を受賞された、教育学部・児玉奈々教授の教育実践優秀賞受賞者報告会(FD研修)を開催しました。
 報告会(FD研修)は、鈴木副学部長の司会により進められ、令和4年度教育実践優秀賞テーマ「チャレンジングで先進的な授業改革の試み」について、報告題目「国際理解教育を“自分ごと”にできる教員養成の取組み」の講演をいただきました。会場及びTeamsでは、教員61名が熱心に参加しました。
 講演では、まず本学が実施する「国際理解教育論」の授業について概要が説明された後、「日本の初等中等教育における国際理解教育の歴史」「日本の国際理解教育の実態」等を踏まえ、従来の“外を向いた”国際理解だけではなく, “国内の国際化に目を向け, 身近に暮らす多様な人々との共生の意識や態度を育む教育が必要であることが説明されました。引き続き「国際理解教育論」の授業は、①日本に暮らす外国ルーツの子どもの実態と教育、②諸外国における多文化教育の理論や実践、③多文化教師教育ワークショップの三つの内容で構成されていることやその授業スケジュールが説明され、授業内で実施されたグループディスカッションやワークショップ等、実践の成果について報告が行われました。
 今回の報告会(FD研修)は、今後の授業改革の試みに資する大変有意義な機会となりました。