現職学校教員に対し、CST養成プログラム受講者ガイダンスを実施しました

2024年6月25日

 滋賀大学教育学部では、滋賀県教育委員会並びに県内各市町教育委員会との連携協力を得て、理数系教員(コア・サイエンス・ティーチャー:CST)養成拠点事業を実施しています。このCST養成事業では、地域の小・中学校理科教員の理科の指導力向上を図る役割を担う教員を養成することを目的とし、① 現職教員を対象とした「CST養成プログラム」、② 学生を対象とした「准CST養成プログラム」の2つのプログラムがあります。

 現職教員のCST養成を2010年から始め、今年度で15年目に入りました(2020年度はコロナの影響により中止)。2021年度には、「現職教員を対象としたCST養成プログラム」のプログラム内容を見直し、児童・生徒の科学的な理解力、科学的・論理的な思考力、理科的・科学的に説明する力の育成を中心に据えています。

 2024年度の最初の取組として、「現職教員を対象としたCST養成プログラム」受講者ガイダンスを611日(火)に教育学部で開催しました。ガイダンスには、近江八幡市の教育委員会から推薦のあった中学校教員、滋賀県教育委員会、滋賀県総合教育センター、近江八幡市教育委員会の先生方、大学教員が参加しました。ガイダンスでは、CST事業代表者の教育学部・大山真満准教授、滋賀県教育委員会幼小中教育課の佐々木奈津子指導主事の挨拶に続き、大山准教授から「現職教員を対象としたCST養成プログラム」、「滋賀大学CST養成プログラム専用 学習指導案C様式の書き方」について、佐々木指導主事より「学習指導案の書き方」について説明が行われました。

 受講教員は、県教委、市町教委並びに大学の支援のもと、CST認定へ向けて8月の夏期集中研修、2学期以降の授業研究会、校内研修会などのプログラム活動に取り組みます。

※本事業は、2024年度の滋賀大学学長裁量経費(ミッション実現戦略事業)の支援を受けています。

CST養成プログラム受講者ガイダンスの様子