2022年3月16日
2022年3⽉6⽇(日)13:00~16:30、 オンラインにおいて、⽣活科・総合的学習の時間の充実に向けた「せいかつ・そうごう研究会」を開催しました。本研究会は、2019年度から毎年開催しており、本年度は「SUNS(生物育成学習支援システム:https://suns-project.com)プロジェクト」と共催で、「生物育成を核とした生活科・総合的な学習の時間」をテーマとして、実践・研究発表、愛知教育大学生活科教育講座の加納誠司教授による講演を行いました。本研究会には、小・中・高の現職教員、大学の教員・学生・教職大学院生など約45名が参加されました。
神 直人 教育学部 学部長のご挨拶に引き続き、森 太郎 准教授から「せいかつ・そうごう研究会」、福岡教育大学 平尾健二 教授から「SUNSプロジェクト」について概要が説明され、その後以下の4件の実践・研究発表が行われました。
滋賀県における⽣活科・総合的な学習の時間の実践・研究について、以下の4件の発表が⾏われました。
・保幼小接続期における感性開発を目的とした生活科の授業デザイン ー小学校第一学年アサガオ栽培に着目してー
長崎大学教育学部 幼稚園教育コース 4年生 矢野真佑
・生活科における多様なナス品種を活用した栽培学習
滋賀大学教育学部附属小学校 教諭 西嶋 良
・「菌ちゃん元気野菜づくり」を題材とした総合的な学習の時間の展開
福岡県大野城市立大野小学校 教諭 祖母仁田 湧
・総合的な学習の時間と技術・家庭科との教科横断的な学び ~食の追究と防災教育の実践より~
愛知県春日井市立岩成台中学校 教諭 青山陽介
4件の実践発表後、愛知教育⼤学⽣活科教育講座の加納誠司教授によるご講演『令和の日本型学校教育で目指す生活科・総合的学習 ~生物育成やタブレット活用などを視野に入れ~』が⾏われました。生物育成学習における実践を例⽰しながら、これからの⽣活科・総合的な学習の時間で求められることについて述べられるとともに、本研究会で発表された4件の実践について、理論と実践を結びつける解説を頂きました。
最後に、久保加織 教育学部 副学部長のご挨拶により閉会しましたが、参加者からは多くの質問や意見が出され、今後の生物育成を核とした生活科・総合的な学習の時間の在り⽅について活発な議論が⾏われ、有意義な研究会となりました。