教育学部附属小学校で知財創造教育の授業実践を行いました(2025年12月11日)

2025年12月12日

 滋賀大学教育学部附属小学校では、通常の授業に「知財創造教育」の視点を取り入れた学習を進めています。知財創造教育は、児童・生徒が大人になったときに「いいな」を思い描いて実現できるように、「新しい創造をすること」「創造されたものを尊重すること」を楽しみながら理解させ育むことにより、社会を豊かにしていこうとするものです。
 今回は、山際真知子教諭に5年生の理科「流れる水のはたらき」の単元において、防災の視点を加えた知財創造教育の授業を実施していただきました。授業のめあては、「知識を使って、今よりちょっと便利に、今よりちょっとみんなが幸せになる方法や道具を考えよう」。児童は、流れる水・川の働きである運搬・堆積・浸食について学んだ知識を土台に、防災につながるアイデアを考えました。子どもたちは、自分の発想を絵や言葉で表現し、アイデアの理由を説明しながらまとめていきました。中には、自分の発明の課題点を書き出し、その改善策を検討する姿も見られました。また、思いついた仕組みを実験で確かめるグループもあり、創造的に学びを深める時間となりました。
 この授業実践は、教育学部における「教職実践演習」とも連動しており、附属学校と大学が協働して学びの質を高める取り組みの一つです。

昨年度の様子

滋賀大学教育学部教職実践演習・知財創造教育

最初の説明

取組の様子

実験

発表