本学部 加納圭准教授が日本科学教育学会2019年度学会賞【科学教育実践賞】を受賞しました。
日本科学教育学会は、「科学についての教育」及び「科学的・工学的手法による教育」に関する研究の進歩普及に資するために、会員の科学教育に関する研究発表、知識、学術情報の交換に関すること、会員相互間及び内外関連学協会等との連絡提携をはかること、会員の科学教育に関する研究及びその実施に寄与すること、さらに、教員・教育委員会・教育センターとの連携協力を行うことを目的としています。
このたび、科学教育の実践研究に関する顕著な業績や功績に対して、日本科学教育学会科学教育実践賞を加納圭先生の研究グループが受賞しました。
【科学教育実践賞】
加納 圭 准教授(滋賀大学)・水町 衣里 特任助教(大阪大学COデザインセンター)・塩瀬 隆之 准教授(京都大学総合博物館)・竹内 慎一 専任部長(NHKエデュケーショナル教育部)の研究グループ
【業績】教育 TV 番組と連動したサイエンス・コミュニケーションの実践研究
【選定理由】
加納氏、水町氏、塩瀬氏、竹内氏の研究グループは、理科教育番組と連動したサイエンス・コミュニケーションの実践研究を展開している。従来の科学教育でさほど取り上げてこられなかった「科学実践のプロセス」や「科学の不確実性」という側面に光を当て、教育TV番組というマスメディアを活用する手法を採用し、子どもたちから大人までの幅広い層に伝える実践研究に取り組んでいる。これら貴重な業績は、科学教育実践賞に値する。