滋賀大学教育学部附属中学校1年生「大学訪問学習」を実施しました

9月21日(木),教育学部において,滋賀大学教育学部附属中学校1年生の「大学訪問学習」を実施しました。

「大学訪問学習」は今年で16回目を迎え,附属中学校の特色ある学習のひとつです。大学の先生方から直接ご指導を受けることを通して,大学における専門的な研究の一端にふれ,知的な刺激を得ることで,好きなことや得意なことを極めることの意義や学習に必要な姿勢や知識の重要性を学び,さらに将来の夢や目標を意識する機会にすることを目的に行っています。

当日は,まず午前中に「研究室訪問」とし,古典文学・英文学・有機化学・音楽科教育・被服学・職業心理学など19の分野に分かれて研究室を訪れ,100分間の学習に取り組みました。日頃の授業の2倍の学習時間でしたが,あっという間に過ぎたようで,「すごく楽しかった。」と笑顔で帰ってきた生徒の顔がとても印象的でした。

午後からは,全員で岩上はる子先生の講義を受けました。「The cat that lived a million times~英語で物語を読んでみよう!~」という学習内容で,「『100万回生きたねこ』を英語で読む」という課題にチャレンジしました。岩上先生のアドバイスのもと,辞書片手に, 熱心に読んでいる生徒の姿が見られました。「どうしてもわからない単語を調べる」「話の流れを想像する」「訳はひとつだけではない」「大事なのはどんな気持ちかを考えること」 など,これから英語を学習する中で大切にしたいことを体験的に教えていただきました。

生徒は事前に「探究したい課題TOP3」を決めて大学訪問学習に臨み,その課題解決に向けて先生の話をしっかりと聴き,熱心に記録をしていました。新たに知識を得ただけでなく,疑問に感じたことも多かったようで,これからにつながる良い学びができました。

お忙しい中,ご協力いただきました大学の先生方,附属中学校の1年生に貴重な体験をさせていただき,誠にありがとうございました。